調律とは
言葉の意味は「音程合わせ」です。
調律師はその「音程合わせを80分で終われるよう」に教育を受けています。
ところが、お客様は「ピアノのコンデションを全て治す」のを調律と理解している方がほとんどで、
調律師は、そのお客様の誤解にも答えようと必死ですが・・・時間が足りません。
いい音で弾けるピアノ
ピアノが良い音を奏でるためには、調律のみならず、修理、調整、整音などの様々な作業が総合的に必要です。
それは、ピアノが
- ボディー全体で響き
- 音程も正しく
- 各部がなめらかに動作し、鍵盤タッチ・イントネーション・音色がムラなくスムーズに揃っていて
- 鍵盤コントロールにぴったり追従し変化する
文句なく調和した状態にするためです。
一般的には
「音程合わせ」に終始したピアノが多く、内容の濃いピアノメンテナンスが行き届いていません。
それ相当の時間をかけず、その場しのぎの間に合わせ作業だけを繰り返してきたピアノを多々見かけます。
このような「インスタント作業」を重ねるとピアノは悪声を放ち「歌を忘れたカナリヤ」のようになります。
結果的に、奏者の感性は育ちません。
楽器工房コンチェルトのスタンス
一言に調律と言っても、その中身は多岐にわたり奥深く、調律師によっても十人十色です。
楽器工房コンチェルトでは、良い音で歌えるピアノにすることを目指し、10年後、20年後のピアノの状態も見据え、
今しなければいけない「ピアノの全体を診るメンテナンス」を実施し、回を重ねるごとにピアノが味わいを増すようサービスを提供しています。
そこには一般家庭から演奏家宅、輝かしいコンサート現場、はたまた粉塵まみれのピアノ修理場まで、永年のたくさんの経験が生きています。